空気を読むより、フリージャズ !?
| 日野皓正 | |
| 寂光 | |
| 発売日: 2008/11/5 品番:SICP‐10109 税込:3,045円 | |
| 2009年3月4日 |
たまには、フリージャズはいかが? 好きな人は大好きですが、多くの人は一定のテンポとリズムで構成さされた楽曲に慣れているので、敬遠しがちです。
フリージャズは、ハーモニーやリズムにとらわれずに演奏するスタイルです。勝手気ままのようですが、お互いの音を聞き、音楽として盛り上げていく演奏者同士の駆け引きと協力の賜物。リスナーは、その緊張感を楽しみます。
さて、日本を代表するジャズ・トランペッターの日野皓正。ここ最近はフリージャズ志向のアルバムを発表しています。ピアノやドラムが静寂をイメージさせる音空間を作り上げると、そこに飛び込んでくる鋭い日本刀のようなトランペットの音色。ひとつひとつの音が際立っています。
昨年リリースされたアルバム「寂光」も、まさに研ぎ澄まされた音の世界。でも、日野皓正ならではの流れるようなメロディや、パワフルな音色で、フリージャズ初心者でも「よくわからないけどスゴイ…」と感動できるのがミソ。
このところ何かといえば「空気を読めよ」と言われるご時勢ですが、フリージャズはそんなの超越して、空気どころか、相手の音を聞きながら、自分の中で推敲をし、自分の音を創出する…という演奏スタイル。コミュニケーションとしても高度ですよね。
空気を読むのは、単に場に同調しているだけ。相手の気持ちを推し量って、高度なコミュニケーションができるようになりたいな…とフリージャズを聞きながら思うのでした。
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