山下くに子のこの1枚

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元FM横浜アナウンサー。小学館ビッグコミック『CD探検隊』連載中の『山下くに子』がお薦めするバラエティに富んだ名盤の数々をご紹介します!

気分を切り替える!

  • ヘンリー・スタインフェルド
  • 「ヘイズ」
  • 発売日:2016/08/19
    レーベル:UICU-1278
    価格:2000円+税
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彗星のごとく登場した、今、大人気の女性シンガー、ヘンリー・スタインフェルドです。「そのままの自分を愛してすすめばいい」という歌詞も手伝って、今、超ポジティブなシンガーとして注目されています。

もともとは女優さんで、14歳でデビューし、アカデミー賞の助演女優賞にノミネートされた実力派です。その後、2015年に公開された青春コメディ映画で、アカペラチームの新入部員を演じたことから、その歌唱力で注目され、あっという間にレコード会社と契約。これまた、あっという間にヒットを飛ばし、歌手としてのデビュー1年足らずで、ファーストアルバム制作も待てずに、このミニ・アルバムがリリースされる…という状況になっています。いわゆる勢いのある女のコ、ですね。現在、20歳。タイトルの「ヘイズ」は彼女のニックネームです。

「自分を愛する」に加えて、「嫌われたってかまわない」「誰も必要じゃない」なんて、歌詞にはちょっと驚くようなメッセージが…。でも、「仲間との遊びに加わらないからって、嫌われてもいい、私は一人でいることを選ぶ」とか「自分自身に正直でいれば、他人にどう思われるかは、たいしたことじゃない」という姿勢を打ち出していて、これが、同世代を中心に若い人に人気となっている要因なんですね。彼女は、高校時代にいじめにあっていたそうで、それを隠しもせず、歌に昇華させているところに説得力があります。「嫌われてもいい」なんて、なかなか、言えないものね。

歌詞の連ね方は若いコならではですが、パンチの効いた歌声とリズムで、聴いているこちらの気分も明るくなります。そして、若い人も大人も、自分が他人からどう思われているのか、雰囲気を読めているのだろうか…、人間関係におけるお悩みポイントは同じなんだな、と感じます。

でも、待てよ、それで良いのか? 年齢を重ねてくると、それだけの長い期間、悩みも抱えているわけですよね。人間関係における悩みに関しては、いつも同じポイントで迷い、悩んでいる気がしませんか?

イマドキの若いコをやる気にさせるには「気分を切り替えよう」という言葉が効果的なんだそうです。それって、若いコだけでなく、大人にも効きそうです。

迷ってしまったら、気分を切り替える! ダメかも…と思ったら、気分を切り替える! きっとダメじゃない自分が、ちゃんと見えてきますよ。

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