山下くに子のこの1枚

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元FM横浜アナウンサー。小学館ビッグコミック『CD探検隊』連載中の『山下くに子』がお薦めするバラエティに富んだ名盤の数々をご紹介します!

心はいつも青空

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心はいつも青空
セルジオ・メンデス
「ボン・テンポ」
  発売日: 2010/3/31 品番:UCCO1095 税込:2,200円
2010年6月1日

yamashita6.jpg陽射しが明るくなってくると、やはり、この人、このビート。ブラジル音楽界の巨匠、世界にボサノバを広めた、セルジオ・メンデスの登場です!

ボサノバというと、カフェでかかっているような、軽くて明るい感じの親しみやすい曲というイメージがありますが、彼のボサノバは、ラテンの明るさとまぶしさと生命力がいっぱい。マンネリ打破を試みたいときには、打ってつけのサウンドです。

最新のアルバムは、収録曲の半分が、自身のブラジル’66や’77時代のヒット曲のカバーですが、テクノやらヒップホップやら、新しいニュアンスを取り入れて、2010年ならではの、躍動感あふれる1枚。テーマが「ダンス」だけあって、聞けば、心躍る、気力みなぎる、そして、いつもより身体が軽くなったような気がすること、うけあいです。

ちょうど祭り太鼓の音を聴くと血が騒ぐ、そんな感覚と同じように、何も考えなくても、セルジオ・メンデスを知らなくても、あまり音楽を聴かない人でも、とにかく気分が明るくなる…、それが、彼の魅力です。

もちろん明るいだけじゃありません。ブラジルの国民的歌手であるミルトン・ナシメントや、パーカッション奏者のカルニーニョス・ブラウンなど、ブラジル音楽を代表するアーティストも続々参加。ある意味、今できる最高のブラジルサウンドとも言えそうです。

ちなみに、タイトルの「ボン・テンポ」は、訳すと「いい天気」の意味もあるそう。心はいつも青空でいたいもんです。

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