山下くに子のこの1枚

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元FM横浜アナウンサー。小学館ビッグコミック『CD探検隊』連載中の『山下くに子』がお薦めするバラエティに富んだ名盤の数々をご紹介します!

実は同一人物!?です

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実は同一人物!?です
バーニー・ウィリアムス
「ザ・ジャーニー・ウィズイン」
  発売日: 2003/7/23 品番:UCCR-1035 税込:2,548円
2012年9月1日

yamashita1209.jpgロンドン五輪は終了しても興奮さめやらず、朝はまず新聞のスポーツ欄を開くという方も多いことでしょう。

この夏、ロンドン五輪と並んでスポーツファンの注目を集めた出来事の一つが、イチローのNYヤンキースへの移籍。慣れ親しんだ「51」の背番号は、憧れの元・大リーガー、バーニー・ウィリアムスのものだからと辞退し、新しい背番号「31」で活躍しています。

永久欠番候補とも言われるヤンキースの「51」を付けていたバーニー・ウィリアムスって、どんな人? はい、この人です。このギターをかかえたアーティストが、バーニー・ウィリアムスです。

実は彼、学生時代は野球選手になるかプロのミュージシャンになるか迷ったほどのギターの名手で、結局は野球選手として活躍しましたが、試合前にギター演奏を披露するなど、エンターテイナーとしての側面も覗かせていました。このCDは、ヤンキースを退団して3年後の09年に発表された彼のデビュー作です。

アルバムは、心地よいスムースジャズがメインで、何の予備知識もなく聞いたら、爽やかな音色を奏でるギタリストだな…と思うほど自然な演奏。プエルトリコ出身の彼らしく、ラテンのリズムも入り、明るく、軽快です。彼がスポーツマンだったからか、過去をしんみり振り返るような音色の曲はなく、すべて音が前向き!より自分を高める明日をめざします。

世の中、多芸な人は多いのですが、仕事でも何でも、ある側面が強調されると、その部分ばかりを見てしまいがち。野球選手の××さん、先生の○○さん、と、社会生活では肩書きがつくことが多いけれど、人間はいろいろな側面を持っていて、そのどれもが大切な要素のはず。自分を含め、いつもは隠れている側面や、昔は大きな要素だった側面など、いろいろ見つめ直してみるのもおもしろそうです。

もしかすると、あなたの隣のあの人にも、大きな発見があるかもしれませんよ。

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