山下くに子のこの1枚

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元FM横浜アナウンサー。小学館ビッグコミック『CD探検隊』連載中の『山下くに子』がお薦めするバラエティに富んだ名盤の数々をご紹介します!

五月病予防に、「寝る!」

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五月病予防に、「寝る!」
ACOON HIBINO
睡眠を誘う音の処方箋 ?愛の周波数528Hz?
  発売日:2016/1/20
レーベル : TECG-21109 価格:2,000円+税
2016年5月1日

528とは、何の暗号??

答えは、周波数です。

ご存知のとおり、周波数は電波や音波などが1秒間に振動する回数で、単位をHz(ヘルツ)で表します。このアルバムは、その528Hzに着目したもので、作曲家のエイコン・ヒビノさんが手がける「愛の周波数528Hz」シリーズのひとつ。このシリーズは、昨年の日本レコード大賞で企画賞を受賞しています。

なぜ528Hzなのかといえば、埼玉医科大学の和合治久教授によると、心身を安らぎモードに導く副交感神経に直接作用する音だそうで、和合教授の監修のもと、ヒビノさんが528Hzの音が多く存在するように編曲・作曲したのが、このシリーズなんです。その3弾が1月にリリースされた、この「睡眠を誘う音の処方箋」。

オリジナル曲に加え、ヒーリング音楽の代表曲であるアンドレ・ギャニオンの「めぐり逢い」や、ニーノ・ロータの「ロミオとジュリエット」など、どこかで聞き覚えのある曲が、ほわわ?んと収録されています。睡眠導入のため、テンポは統一されているし、音もきれいに仕上げられ、「このあたりの音が、狙っている528Hzなんだろうな?」という実感もできます。

周波数といわれてもピンと来ないかもしれませんが、例としてオーケストラがチューニングの際に合わせる「ラ」の音が440Hzで、国際基準音とされています。ゆえに、時報の「ピッピッ」が440Hzになっており、「ピーン」は倍の880Hzに設定されています。そう考えると、割と周波数って身近です。

人を快眠に導くには、個人差がありますが、そろそろ一般的に「五月病」といわれる症状が出やすい季節。落ち込んでいる人に「大丈夫、がんばって」のような根拠のない励ましはタブーといわれていますが、この周波数のコンセプトに焦点を絞れば「これ聞いて、ゆっくり休んで」というような声かけに心配りと力強さが加わります。

十分な睡眠は、ストレスの予防にもつながります。明日の元気のために、ちゃんと寝てくださいね。

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