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日教組 第74次教育研究全国集会を開催しました

2025/01/26

写真 1月16日開催の全体集会記念講演

 第74次教育研究全国集会は、1月16日に全体集会をWebで行い、全国で約3,000人が視聴しました。1月24~26日の分科会は神奈川・東京の会場で開催し、全体会とあわせてのべ11,000人が集いました。

  Webによる全体集会では、主催者を代表し梶原貴日教組中央執行委員長があいさつし、教職員の不足・未配置の問題は子どもたちの学びに大きな影響が出ており、教職員の長時間労働の是正を最優先課題とする働き方改革の必要性を述べました。また、今年、戦後80年を迎える節目の年を前に、日本被団協が2024年ノーベル平和賞を受賞したことは大きな喜びであり、改めて「教え子を再び戦場に送るな」の不滅のスローガンのもと、引き続き平和教育の実践研究を推し進めることを決意すると述べました。現地実行委員長の島﨑直人神奈川県教職員組合執行委員長は、現地神奈川で行われる特別分科会について触れ、幼児期から青年期までの各時期において、当事者の言葉とともに学校だけでなく地域社会としてとりくんできた実践を紹介し、認識を深め、未来を模索していきましょう、と述べました。

 

 記念講演では中村涼香さん(元高校生平和大使 KNOW NUKES TOKYO共同代表)と畠山澄子さん(ピースボート代表)が「戦後80年、今、未来に伝える平和」をテーマに対談しました。対談の最後には、「教職員や身近なおとなが、一生懸命伝えようとしていることは、必ず子どもたちの心に残ります。学校で平和教育を続けることは大変です。私たちも応援できることがあれば応援したいと思います。みんなで社会のあちらこちらに平和の種まきを一緒にやっていきましょう」と日教組組合員へのメッセージをいただきました。

 

 24日からの分科会では、24の分科会に分かれ500本の教育実践リポートについて共同研究者とともに討議を深め、最終日にはそれぞれの分科会での総括討論を行いました。

 25日に行われた特別分科会では特別分科会では「日本に住む多文化の子どもと教育」というテーマで講演とシンポジウムを行いました。外国につながる子どもたちが増えるとともに多言語化している中、ともに生きる社会の構築のために、学校・多文化の家庭・地域社会など社会全体で連携を深める必要性を確認し、今後の多文化共生社会の中での学校の創造にむけ考えを深める場となりました。

特別分科会のシンポジウム
1月25日に開催された特別分科会の様子

 

74教育研究全国集会主催者あいさつ

74教育研究全国集会開催地あいさつ

第74次教育研究全国集会アピール文

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