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被爆80周年原水爆禁止世界大会・福島大会
2025/07/30
7月26日、福島県福島市において被爆80周年原水爆禁止世界大会・福島大会が開催され、福島県教組をはじめ東北各県他から多くの組合員が参加しました。
1945年8月6日広島、8月9日長崎。一瞬にして多くの命が奪われたばかりか、今も後遺症に苦しむ被爆者を生み出した原爆被害から80年を迎えます。終わりの見えないロシアのウクライナ侵攻、イスラエルによるパレスチナ自治区ガザへの凄惨を極める攻撃、アメリカによるイランの核施設攻撃等世界情勢が混沌とする中、いまだ核廃絶社会が実現できず、核をめぐる状況は大変厳しく、危機的であると認識せざるを得ません。原水禁が訴えてきた「核と人類は共存できない」という理念は、核兵器だけに留まらず、核の平和利用を含めた明確なものです。
福島大会では、原水禁共同議長の金子哲夫さんによる「被爆80年 核と人類は共存できない~核なき世界をめざして~」と題した、原水禁運動の原点とこれまでの運動についての基調講演がありました。東電福島第一原発事故以降、原水禁世界大会の開催地に福島が加わり、広島、長崎の被爆者運動から学び、「被爆の実相」「核と人類は共存できない」の理念を大切にし、あきらめず声を上げ続けることを訴えました。その後、原発回帰にむけての問題や汚染土の中間貯蔵施設についての課題、「柏崎刈羽原発再稼働の是非を県民投票で決める会」の活動報告、高校生平和大使のパネルディスカッションがありました。
日教組は、「脱原発」、「核兵器廃絶」、「核と人類は共存できない」ことを共有し、「教え子を再び戦場に送るな」のスローガンのもと、憲法改悪を許さず、戦争ができる国づくりをさせないとりくみを強化していきます。



