陸前高田市・ボランティアセンター報告

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町中の高橋酒店で「雪っ子」のポスターを見かけ、思わず車を戻しました。

陸前高田市内の老舗「酔仙酒造」は流されてしまい、跡地は廃車の集積所となっています。

一時は廃業を決意されていましたが、ライバル企業の一関市の「岩手銘醸」が千厩町にある工場を貸してくれ、夏から酒造りをすすめ10月17日に新酒の出荷にこぎつけられたそうです。

現在「雪っ子」には数に限りがあり、180ミリ缶で出荷。それでも県内各地の酒店では取扱本数に規制があってなかなか手に入らないと酒店のご主人が言っておられました。

作業着姿でこちらが陸前高田市のボランティアセンターのスタッフということが分かり、ご主人に名刺を出したところ、感激した高橋酒店のご主人は、ご自宅の冷蔵庫に眠っていた2008年の「雪っ子」を連合の皆さんにと下さいました。

これは2008年、全国新酒鑑評会で金賞を受賞した製品です。

被災前の酔仙酒造の製品は殆ど残っていないとされており、大変貴重なものをいただき、恐縮です。ありがとうございます。

瓶が2008年製、缶が再起後の2011年製のものです。