連合救援ボランティア記録

作業三日目。
引き続き大槌の桜木町での作業でした。

この土日をつかってご家族・ご親族が安否確認や復旧の手伝いに来てるのか、道路の渋滞が目立ちます。

今朝も作業しながら、小学生の女の子が『おばあちゃん』ってキラキラした声をあげて、再会を喜び合うシーンを見ることができました。
厳しい現実の中でも思わず心癒される光景でした。


この地区もまだまだですが、土手沿いや家の脇に出されている廃棄物の量と依頼される作業内容から、各家庭での作業が着実にすすんでいることを想像できます。

今日うかがった家は、家の中の細々した作業や倉庫の中の片付け依頼が主でした。
したがって、今日は三軒やれました。

...といっても決して作業自体は楽にならず...というよりも疲労が蓄積されている...と言ったほうが正しいかもしれません。

今日出会ったMさんご夫妻は二人とも83歳と高齢で地震当時のことを語ってくれました。

地震があまりにも大きくて恐怖で足がすくみ、一歩も動けなかったようです。
それでも津波の可能性があると必死で二人で高台まで逃げたようです。

それから三日間を、ゴルフボールくらいのおにぎりひとつを二人で分け合って食べ、水は濁った水の上澄みだけを飲み、生き延びたそうです。

『せっかく生き延びたから...』と少しずつ少しずつ二人で作業を続けてきたそうです。
そんなお二人を少しでもお手伝いできたことうれしく思います。