今日は終日、一軒のご自宅での作業。
海から50メートルも離れていない場所。津波で一階の天井まで浸水したそうだ。
午後から雨が心配されたが、天候は何とか持ちこたえ、中止は避けられた。
壁板、床板を、ハンマーや、バールで剥がしていき、床下の泥出しの作業。
壁板・床板を剥がすのは、その下にある柱を乾かすため。
床板はまた使うので、釘を抜いて、板はまた使えるように部屋の隅によけておく。
ご主人は話し好きなのか、自分からよく、話しかけてこられる。
わたしが何処から来たのか、どんな仕事をしているのか、など。
道路は通れるよう、撤去は済んでいるが、まだまだ酷い状況。
だが、大船渡では市場の新築工事も進んでいる。
まだ丸裸だが、鉄骨が組み上がった3階建ての大きな建造物だ。
海からは恵みも、被害も受ける。