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第110回定期大会 開催

2021/09/28

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日本教職員組合は、第110回定期大会を9月25~26日に都内からのWeb配信にて開催しました。
全国各地から約220人の代議員がWeb参加し、2年間の総括とともに今後2年間の方針、当面のとりくみについて議論しました。

清水秀行中央執行委員長は、あいさつの冒頭、新型コロナウイルス感染症の影響によって制約の多い学校生活を送る子どもたちの心身に係る負担についてふれ、安心・安全な環境の維持に努めながら学校現場で様々な対応に奮闘する教職員の尽力に対する敬意を述べました。また、感染症に対して最前線で働く医療従事者の皆様への敬意も述べました。そして、子どものゆたかな学びの保障、学校の働き方改革の推進、教員免許更新制の見直しなどについて課題と今後のとりくみを示しました。廃止の方向となった教員免許更新制については、その後の研修制度の動向など、様々な課題・懸念があるため、日教組がこれまで主張してきた「教職員は学校現場で育つ」をもとに、今後の2年間の運動の中で、現場教職員の声にもとづいた制度改正となるようとりくむと述べました。
また、組合活動においても、集まっての対面による活動が難しい状況をふまえ、「Webの会議であっても、画面を通じて顔を合わせ、心を込めて言葉を伝えましょう。運動を語り合いましょう。Heart to Heart の組合活動、つまり腹を割っての話し合いです。そのことが組織の拡大・強化にもつながっていくと考えます」と参加者に呼びかけました。

討論では、教職員のいのち・健康に関わり学校の働き方改革が急がれる一方でICTや感染症への対応における課題などについて報告が多くありました。さらに、過密なカリキュラム、全国学力・学習状況調査などから生じる問題点についてふれられ、学ぶ意欲や学び合う人間関係づくりなど子どもたちが主体となる学び、ゆたかな教育を追求していく重要性について述べられました。

中央執行委員長あいさつ
インクルーシブな学校をめざし、現場からの教育改革をすすめる特別決議
学校の働き方改革を推進し、だれもが働き続けられる職場の実現を求める特別決議
平和・人権・民主主義を守り、憲法の理念を未来につなぐ特別決議
大会宣言

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