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第71次教育研究全国集会  全体集会・分科会ともにWeb開催

2022/01/30

写真 主催者あいさつ

写真 基調報告

写真 記念講演

1月28日から30日にかけ第71次教育研究全国集会をWeb開催しました。感染症の影響により昨年度は見送った分科会についても2年ぶりにWeb開催し、全国からのべ6,000人が参加しました。

1月28日の全体集会では、清水秀行 中央執行委員長が主催者を代表してあいさつし、「2年に及ぶ新型コロナウイルス感染症の影響によって、学校では、登校そのものを控える子どもや給食時間の短縮、オンライン授業の併用による分散登校など、様々な状況が報告されています。学びの機会が制限され、子どもたちは大変な我慢を強いられたり、心身のストレスや将来への不安を抱えたりしています。教職員は、そうした子どもたちに寄り添い、『3密』回避や消毒作業など安心・安全な環境の維持に努め、教育課程や行事の変更、就職や入試・進学への対応など様々な課題に直面しながらも、ゆたかな学びのために日々の教育活動を行ってきました。このような時だからこそ、子どもたちにゆたかな学びを保障する教育実践について、全国の教職員が集まり、現場の状況やとりくみを共有し議論する場として、全国教研の果たす役割は大きなものです。各分会や支部・専門部・単組で積み重ねた教育実践を分科会での討議を通じて深めるとともに、次年度の教育研究活動につなげていきましょう」と呼びかけました。そして、「これからを生きていく子どもたちにとって、ICTとのかかわりは避けられない状況にある」ことから、「ゆたかな学びをバックアップする手立てとして利活用すべきであり、子どもの思いや考えを出発点とし、子どもを中心に据えた教育研究活動・教育実践につなげていかなければなりません」と改めて教研活動や教育実践の重要性にふれました。さらに、「ゆたかな学びを保障するためには、教材研究や授業準備の時間、子どもの学習状況の把握や支援等、時間的・精神的なゆとりが必要不可欠です。常態化・深刻化した長時間労働の是正は、ゆたかな学びにも直結した課題です」と指摘し、「21年度から順次展開されている小学校の35人学級の早期完全実施と中学校・高校も見据えたさらなる少人数学級の進展が必要です。また、小学校での教科担任制や持ち授業時数の上限設定など、具体的な定数改善につながる方策も求められます」と、定数改善を中心とした教育環境の必要性を訴えました。
また、来賓のご挨拶等を受けたのち、瀧本 司 書記長から基調報告を行いました。
その後、日本大学文理学部教授 広田照幸さんによる「夢と希望をもって教育を考えていくために - 社会の変容と教育 -」と題した記念講演がありました。

1月29日、30日は、24の分科会にわかれ、462本の教育実践リポートについて共同研究者とともに討議を深め、最終日には、それぞれの分科会の総括討論を行いアピールを確認しました。

第71次教育研究全国集会「主催者あいさつ」

第71次教育研究全国集会アピール

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