能登半島地震 教育支援ボランティア ⑥

 9月21日の豪雨災害により被災されたみなさまに心よりお見舞い申し上げます。

 

 ★8月21日~22日石川県珠洲市内の県立高校にて 図書館を中心とした書籍の片づけ・分別ボランティア参加者の声

 

千葉県高等学校教職員組合からの参加者

 今回の主な活動は書庫の整理でした。支援に入った高校は23年5月と24年1月1日の二度にわたり大きな被害を受けました。スチール書架の扉が歪んで取り出せなくなっていた本を、書庫から閲覧室に移動する作業から始まりました。除籍が決定している本については、簡単な書誌データを入力し廃棄の準備をしました。また、二組に分かれ、生徒への貸し出しが可能な本の修復作業を同時に行いました。活動したのはわずか2日間でしたので、作業の途中で帰ることになってしまいましたが、それでも私たちが行った2日間の作業の時間を、生徒や教職員のために、また、図書館活動のために学校司書のSさんの時間を確保できたとすればうれしく思います。

 私たちが伺った時、面接練習や補習が行われていました。その合間に図書館で勉強する生徒の姿もありました。図書館入口の正面には新着本が展示されており、復旧作業と同時進行で奮闘されているSさんの姿が浮かんできました。高校の正門は昨年5月の地震で倒壊し、11月に復興したのもつかの間、1月1日の地震で再度倒壊したとのことでした。校舎内の一部は今でも断水しているため、仮設トイレが設置されています。複数箇所で雨漏りもしています。復旧にはまだまだ時間がかかりそうです。

勤務校の文化祭で「ボランティア活動報告」コーナーを設置

 9月20日・21日に勤務校の文化祭がありました。図書委員会の発表と一緒に、「飯田高校ボランティア活動報告」を展示しました。千葉の地で、私にできることをこれからも続けていきたいと思います。

 今回、学校司書の経験を活かした活動に参加でき、貴重な体験をさせていただきました。ありがとうございました。

 

 最後に。能登半島豪雨により被災されたみなさまに心からお見舞い申し上げます。

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