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「アメリカの教職員と公教育への国際連帯」を表明
2025/06/16
アメリカでは、トランプ政権がDEI(多様性、公平性、インクルージョン)政策の見直し、教育省の廃止、インクルーシブ教育や奨学制度などの縮小、外国人留学生のビザの制限や助成金の凍結など、教育や民主主義への攻撃を強めています。
移民摘発・排斥を強化するトランプ政権に抗議するデモが拡大し、一時はロサンゼルスの一部で夜間外出令が出されるほどに激化しました。日本教職員組合が加盟する教育インターナショナルは、アメリカにおける公教育、民主主義、労働組合の価値への攻撃に対し、強い懸念を表明する決議を採択しました。
私たち、日本教職員組合は、教育インターナショナルに集う180ヵ国地域の3300万人の仲間とともに「アメリカの教職員と公教育への国際連帯」を表明します。
アメリカの教職員と公教育への国際連帯
教職員、労働組合員、そして公教育の擁護者として、私たち、日本教職員組合は、アメリカ合衆国の仲間であるNEAとAFTが、教育を受ける権利、学問の自由、子どもたちや学校コミュニティ、そして教職の本来あるべき形を毅然と擁護していることに対して、揺るぎない連帯を表明します。
この7月4日、自由、独立、そして民主主義を象徴する日に、私たちは声を上げ、次のことを強く訴えます:
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📚教育は特権ではなく、基本的人権であること。
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🧑🏽🏫教職員には尊重と十分な資源、そして、真実を教える自由が保障されるべきであること。
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🧒🏽子どもたち、とりわけ脆弱な立場におかれた子どもたちには、安全でインクルーシブかつ資金が担保された学校が必要であること。
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🌍労働組合の連帯に国境はないこと。
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私たちはトランプ政権による以下に対する継続的な攻撃を強く非難します。
学問の自由および検閲されることなく歴史や化学を教える権利
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公立学校への予算
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LGBTQ+の子どもたち、在留資格のない若者、障害のある子どもたち
私たちは#GoPublic4Solidarity キャンペーンに賛同し、以下を強く求めます。
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民営化ではなく、公教育への投資を!
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教職員の権利と教職の自律性の擁護を!
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公平でインクルーシブかつ民主的な教育制度を求める世界的な団結を!
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日本からアメリカ合衆国の仲間へ
私たちはみなさんの声を受け止め、支持し、共に立ち上がります。
ともに頑張りましょう!
日本教職員組合