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日教組青年部第16回 TOMO-KEN

2025/10/15

 10月11日~12日、日教組青年部第16回 TOMO‐KEN を開催しました。TOMO-KENは、「友」に学ぶ 「共」に学ぶ 青年教育実践交流集会です。今年度は、全国から集まった140人の仲間が2日間にわたり、子どもたちのゆたかな学びの実現のための実践を議論しました。日教組には、学校現場だけでなく、医療現場や宿泊施設等で働く仲間もおり、本集会でも様々な職種の青年が集まりました。

分科会では、「学校・学級づくり」「子どもに寄り添った授業づくり」「平和・人権・環境・共生」「協力・協働の職場づくり」の4つのテーマ別で、13のグループに分かれ、それぞれの意見を尊重し合いながら語り合い、課題解決にむけて議論を深めました。

参加者の声から

〇学校現場で日々業務に追われ、同僚に相談しづらい状況の中、自分一人で悩みや不安を抱えたまま、やらなければならないことを「こなしていく」だけの毎日だった。しかし、同じように悩んでいる仲間がいることや職場以外でも相談できる仲間がいることを共有できたことが大きな収穫だった。

〇様々な境遇の子どもたち一人ひとりとむきあいたいと思っているが、子どもどうしの中に差別意識があるように感じており、なかなか学級づくりがうまくいかない。自分自身の中にも差別意識がないだろうか自らを省みることで、子どもたちとともに学び合い、差別やいじめの社会的構造の問題をとらえることができるという話を聞いて、焦らずにじっくりと学ぶことが必要だと感じた。

〇同じグループに医療現場で働く仲間がいて、教育現場と同様に「患者さんのために」という思いでついついがんばりすぎてしまうという現状を聞いた。また、同じ職場で働く仲間であるにもかかわらず、臨時・非常勤教職員の労働条件に課題があることや、地域によって休暇制度等の待遇に差があることがわかった。「職場の当たり前」にとらわれず、広い視野で物事を見ていく必要がある。

   参加者は、本集会での「出会い」や「つながり」を大切にしながら、この2日間の「気づき」や「学び」をそれぞれの職場で実践にいかし、広げることを共有し集会を終えました。

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