• ホーム
  • ニュース
  • 教育インターナショナル アジア太平洋地域会議 瀧本委員長が地域議長に選出

ニュース

教育インターナショナル アジア太平洋地域会議 瀧本委員長が地域議長に選出

2022/10/24

写真 議長に就任した瀧本執行委員長

写真 退任される役員のみなさん

 2022年10月18~20日にかけてカンボジアで教育インターナショナル 第9回アジア太平洋地域会議が開催されました。これは同地域における機関会議であり、コロナ危機のため1年遅れの開催となりました。

 

 初日の会場では、久々に地域のなかまと再会できたことを喜び合う姿が多く見られました。テーマとして「アジア太平洋地域を再構築する」が設定され、コロナ危機において子どもの教育権が奪われ、教職員はその対応に追われ、また、危機に乗じた独裁的な政権により各国で人権・労働組合権が侵害されていることについて討論されました。とくに2030年までにSDG4を達成するためには、低・中所得国に毎年2000億ドルの教育予算が必要だと見積もられていますが、残念ながらそれが実現される見通しはほとんどありません。地域会議においては、GDPの4~6%もしくは公財政支出の少なくとも15%を教育予算とすることを各国政府に求める決議が採択されました。

 

 イランでは、平和的な運動を行う労働組合に対して厳しい弾圧があり、EI加盟組織CCITTAの執行部は逮捕され、長期に渡って拘留されています。これをうけ、「イランの教職員、労働組合員、抗議活動従事者に連帯する決議」が採択されました。結社の自由、意見表明権が尊重されることを求め、EIの仲間として連帯し弾圧されているイランの仲間の解放にむけてとりくむことを確認しました。

 

 役員選挙ではアジア太平洋地域委員として19人が選出され、日本教職員組合の瀧本中央執行委員長が岡島元委員長に代わり議長に就きました。地理的に広く多様性に富んだアジア太平洋地域において、瀧本議長のもと加盟組織が団結して、子どもたちにゆたかな教育を、そして、教職員のウェルビーイングを保障し、民主的かつ平和な社会をめざしていきます。

 

EIWeb

https://www.ei-ie.org/en/item/26998:education-unions-on-the-move-to-rebuild-in-asia-pacific

pagetop