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言葉通じずとも、熱量を共有した8日間! ~EIジョン・トンプソン・フェローシップ マレーシア研修で得たもの~

2022/10/07

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8月3日~10日にかけてクアラルンプールでJTFプログラム(ジョン・トンプソン・フェローシップ・プログラム)対面研修が開催されました。組合の中心となって組織を引っ張るリーダーの育成が目的です。本来はすべて対面で行われるものが、新型コロナウイルス感染症の影響でオンライン開催となり昨年度から定期的に開催されていましたが、やっと最後のまとめとして対面開催に至りました。

日々の研修の中身を少しだけ紹介したいと思います。例えば1日めのテーマは「組合の歴史・使命・ビジョン」。「過去を大事にしないと未来に近づけない(歩み寄れない)!」の名言のもと、それぞれの組合のもともとの目的(ミッション)について交流し合いました。その後、アクティビティを通して、「ゴールのビジョンを執行委員のみならず組合員全員で共有する重要性」「そのために、できること・具体的なとりくみをコツコツと積み上げていく(クリアしていく)こと」「それが大きなビジョンにむかっていくやる気や達成したときの満足感、自分が貢献できたという実感につながること」を学びました。

全体を通して内容以上に学びになったのは、前日のふり返りを行う方法や気づきを促すためにとりくむアクティビティの多様さです。「これだと参加する側も楽しいし、積極的に参加したいと思えるような研修になるよな」と、そう思いました。組合で企画を考える際や現場でのとりくみにいかしていけたらなと思ったところです。

とても刺激的な8日間でした。自分の組合についてふり返る場が何度もあって、より自分の組合について深く知ることができたんじゃないかと思います。自分の組合について知り、さらになかまのみなさんがもっている情報や考えにふれることができ、『必ず単組の運動を前進させる!』そんな前向きな気持ちになれました。また、JTUを代表すると自信をもって言えないような立場のわたしの発言でさえも一生懸命に聞き入り、研修時間以外の休憩等の時間にも積極的に質問していたEI・EIAP・韓国KTU・台湾NTA・モンゴルFMESUのなかまたち。その学ぶ姿勢やなかまをあたたかく受け入れる雰囲気に、教職員組合がこれからまだまだ進化していける可能性を感じました。そして、そんななかまたちとつながれたことは、自分にとって一生の宝物になったと断言できます。

Solidarity!

※ジョン・トンプソン・フェローシップ(JTF)は、教育インターナショナル(EI)のアジア太平洋地域において、スウェーデン、フランス、カナダの加盟組織が協力し、民主的な組織機構や組織強化などを主に途上国の加盟組織を対象として実施してきました。2020年より、先進国の加盟組織も対象に含め、次世代リーダー育成のための意見交流と相互発展の場と内容の拡充を行うこととなりました。現在(2021-2022年)、東アジア(日本、韓国、モンゴル、台湾)において実施されているJTFプログラムの対面研修が8月にマレーシアで開催されました。

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