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基地のない平和な沖縄の実現を「5.15平和行進」

2009/05/26

基地のない平和な沖縄の実現を「5.15平和行進」

2009年5月26日

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沖縄が1972年5月15日に日本に復帰してから37年が経過します。この日は「基地のない平和な沖縄」を願い、行動する日として位置づけられ、毎年「5.15平和行進」が行われており、平和フォーラムや沖縄県教組・沖縄高教組とともに日本教職員組合も毎年参加しています。32回目を迎える今年は東、西、南の3コースに分かれ、のべ7100人の参加者が3日間で3コース計約136キロを行進しました。

日本教職員組合は15日に沖縄県教育会館で結団式・学習会を行い、沖縄戦を語り継いでいる、世代の違う2名の方から講演を受けました。

沖縄戦の体験者である「元女子学徒の会」の中山きくさんは、当時女学校の学生だった自分たちが学徒隊として軍の病院に配属されてからの経験を語り「見えないところに真実がある。今は本当に平和なのだろうか」と問題提起をされました。

現在大学院生で、戦争未体験者である「沖縄戦を語り継ぐ会」の北上田源さんは「(他人事ではなく)自分たちの沖縄にするためには仲間とつながるしかない」「ガイドを受ける人・子どもたちにただ演説するのではなく、対話することを重視している」と語り、自らが行っている平和ガイドの活動を紹介されました。

16日は、東コースの沖縄市役所を9時にスタート、嘉手納基地周辺を行進し、その広さとともに、周辺に住む子どもが日常的に接している音・風景を実感しました。

17日は平和祈念資料館やアブチラガマ(糸数壕)をフィールドワークした後、南コースの行進に合流、佐真下ゲート前で抗議行動を行い、ゴール地点である宜野湾市海浜公園野外劇場での「5.15平和とくらしを守る県民大会」に参加しました。

参加者からは、「実際に現地で見て、感じたことを子どもたちと一緒に考えながら学習していきたい」等、実際に肌で感じた基地の重圧を教育実践で活かしたいとの感想がありました。

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