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「5.15平和行進」 ~基地のない平和な沖縄を~

2012/05/29

「5.15平和行進」 ~基地のない平和な沖縄を~

2012年5月29日

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学習会であいさつする日本教職員組合加藤委員長

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東コース(16km)を行進

今年は沖縄が日本に復帰した1972年から40年目を迎えます。「5.15平和行進」は、復帰日の5月15日にあわせて、毎年、基地のない平和な沖縄をめざし、1977年から行われています。35回目の今回は、日本教職員組合からの参加者88人を含め、3日間で延べ約5540人が参加しました。

日本教職員組合は平和行進の前に学習会を開催し、沖縄県教組の山本委員長から「沖縄戦・米軍基地と安保条約」、石川宮森630会の豊浜会長から「宮森小学校ジェット機墜落事故」について、講演をいただきました。宮森小学校(現うるま市)の事故は、1959年に米軍のジェット戦闘機が宮森小学校の校舎に激突したというものです。この事故で、学校の子どもたち11人を含む17人が亡くなっています。豊浜さんは「関係者の心は未だ癒えず、口を閉ざしたままである」「後世にこの悲劇を伝えていくために、記念館をつくろうとしている」「基地が危険であると認識していながら、子どもたちを守れなかった」「大人が責任を持って、子どもの安全を守らなくてはならない」等と語られました。

平和行進では、日本教職員組合は東コース(キャンプ・コートニー~うるま市役所~嘉手納基地)を歩き、翌日はフィールドワークで前出の宮森小学校や、読谷村にあるガマを訪れました。その後、宜野湾海浜公園野外劇場で行われた「復帰40年 5.15平和とくらしを守る県民集会」に参加しました。主催者からは「全国で輪を広げ、基地を沖縄からなくし、原発のない日本をめざしていくことが必要だ」と訴えがありました。

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