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第70次教育研究全国集会開催

2021/01/29

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1月23日(土)、第70次教育研究全国集会をWeb開催しました。新型コロナウイルス感染症への対応として、例年行っているリポートを持ち寄っての分科会の開催は実施せず、Webによる全体集会を行いました。全体集会においては、記念講演、シンポジウム等を実施し、全国各地からWebでの視聴参加がありました。

全体集会の冒頭、清水秀行中央執行委員長が主催者を代表してあいさつしました。
あいさつの中で、大規模災害について「いつどこにでも起こりうる危険性があります。年末年始には、各地で何十年ぶりとも言われる大雪に見舞われるなど、人々の命と生活が脅かされる事態も起きています。阪神・淡路大震災から26年が経過し、新潟県中越地震から17年を迎えます。そして、東日本大震災・福島原発事故から10年、熊本地震から5年を迎える年となりますが、復興への道のりはいまだ厳しい現実があります。震災を風化させず、防災・減災教育などを引き続き全国ですすめていく必要があります」と述べました。さらに、「新型コロナウイルス感染症にかかわる昨年の一斉休業と分散登校、その後の学校再開への対応などにおいて、教職員は常に子どもたちに寄り添い、様々な課題に直面しながらも、日々の教育活動を行ってきました。このような時だからこそ、子どもたちにゆたかな学びを保障する教育実践について、教職員が集まり、現場の状況やとりくみを共有し、議論する場としての教育研究活動が必要です。今次の全国教研では、リポートを持ち寄っての分科会の展開は断念しましたが、各学校で、地域で積み重ねた実践を、次年度の教育研究活動につなげていきましょう」と呼びかけました。あいさつの結びには、「70年にわたる教研活動の歴史と成果を学び、その重要性を再認識するとともに、若い世代への継承をすすめ、第71次全国教研へとつないでいく」ことを訴えました。

その後、フォトジャーナリストの安田 菜津紀さんによる「写真で伝える紛争地域、被災地の子どもたち」と題する記念講演がありました。

さらに、「新型コロナウイルス感染症拡大状況と子ども・学校・社会」と題したシンポジウムを開催しました。澤田稔さん(上智大)がコーディネーターを務め、パネリストとして「子ども(小・中・高・専門学生)、保護者、小・中学校教員、研究者」がWeb参加しました。一斉休業から学校再開にかけての生活、友だち、授業等に関して、具体的事例をもとに学校現場の実情とこれからの学校教育について話し合われました。

全体集会の最後に、集会アピールを共有し、閉会となりました。

第70次教育研究全国集会「主催者あいさつ」

アピール

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