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東日本大震災 8年間の絆

2019/03/11

写真 浪江中の生徒が書いた請戸漁港

東日本大震災・東電福島第一原発事故から8年が経過しましたが、未だ5万人以上の人が避難生活を強いられています。さらに、補償や健康、地域社会の復興など様々な課題が山積しています。

日本教職員組合、および被災地の教職員組合は、この間も継続して教育復興支援にとりくんできました。

福島県の浪江中学校は2011年8月に二本松市内で再開しましたが、この3月で休校になります。教職員は、再開からの8年間の浪江中の歩みを原発政策の中で「なかったこと」にだけはしたくないとの思いから、子どもたちに「自分たちの足跡を残そう」と投げかけました。その結果、「ぼくたちの力で浪江町を発信」~二本松の針道校舎から浪江町に思いを寄せて~という学習にとりくみ、「浪江の良さ」を絵に描き、役場に展示する等を行いました。
浪江町には2018年4月1日になみえ創成中学校が開設されました。一方で二本松に残る子どももいます。また、教職員のなかには、二本松の浪江中となみえ創成中学校を行き来して授業をしている人もいます。
二本松での浪江中の8年間の豊かな学びは、子ども96人とともに、教職員が寄り添い築いてきたものです。

岩手県からは、第68次全国教研「総合学習と防災・減災教育」の中で以下のようなとりくみが報告されました。
元々、約20年前に岩手県教職員組合岩手支部が中国人の強制労働があった旧花岡鉱山(秋田県大館市)を訪れていた「ピースバス」を、「ピースバスⅡ」として東日本大震災の被災地を訪問するとりくみとして始め、旧大川小学校跡を訪問していました。この活動をきっかけに、リポーター自身も様々な出会いを経て、修学旅行という学校行事まで展開できたという素晴らしい実践発表がありました。事後学習を通して、子どもたちが震災の恐ろしさだけでなく、命の大切さをはじめとする大事なことを感じ取ることができたという報告でした。

このほか、ピアカウンセリング、被災地視察などを実施しています。日本教職員組合はこれからも絆を強めとりくんでいきます。

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