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清水委員長 教育インターナショナル(EI)副会長に就任

2021/04/23

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2021年4月19日のEI執行委員会で清水中央執行委員長がEI副会長に就任しました。EIは、この間、新型コロナウイルス感染症に関して世界保健機関(WHO)、ユネスコ、OECDなどと連携し、すべての子どもが公正に教育へアクセスすることを保障するようとりくんできました。遠隔学習といってもインフラの不整備によってアクセスできない子どもが途上国のみならずOECD加盟国においても多く存在します。この間、世界中の教職員がすべての子どもに教育を保障すべく努力しています。EI、日本教職員組合をはじめとする加盟組織は、国際機関、各国政府と協力してこの課題にとりくんでいます。

また、4月21日「アース・デー (EARTH DAY)」前日には、EIは「質の高い気候変動教育キャンペーン」を立ち上げました(https://www.teach4theplanet.org/)。これに関して、清水副会長は、「万人のための質の高い気候変動教育のとりくみは重要だと思います。日本でも、台風、水害、土砂崩れによって毎年多くの人が被害を被っています。日教組では教育研究全国集会を毎年開催し、日本中の教職員が日々の実践研究を持ち寄り、報告し、討論する機会を設けています。その中に環境教育に関する分科会もあり、最近では、地域の里山の大切さを学ぶ授業、プラスチックごみ問題を学ぶ授業、地域の竹林再生活動などの授業実践について報告されました。子どもたちは、遠足や授業で身のまわりの自然環境について学ぶ機会があるからこそ、将来的に、温暖化、海洋プラスチックなど、文明の中での環境や人類と地球といった視点を持つことができると思います」。と述べました。

これに関わり、EIではユネスコと持続可能な開発のための教育を推進しています。学校教職員むけのアンケートが実施されていますので、関心のある方はぜひご回答ください(日本語版あり、https://survey.alchemer.eu/s3/90310926/EI-UNESCO-teacher-survey 、回答は4月25日まで)。

日本教職員組合は、EIと協力し無償かつインクルーシブな質の高い教育をすべての子どもに保障するためにとりくんでいます。

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