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全国の教職員の皆さんへ  清水新委員長からごあいさつ

2020/04/01

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日本教職員組合は4月1日、3月の臨時大会で選出された新執行体制のもと、2020年度のスタートを切りました。
年度末の突然の一斉休業の要請により、大変な混乱のなか、一人ひとりの子どもに寄り添うなど、教育現場の第一線でご奮闘されていることに敬意を表します。そして、新型コロナウイルス感染症拡大の恐れのなか、学校再開にむけ、一人ひとりの教職員がその準備に努められていることにも敬意を表します。
困難な道のりではありますが、子ども・教職員の安心・安全を第一に、ゆたかな学びを保障する学校教育の実現にむけとりくみをすすめていきましょう。

今年度、以下の実現をめざします。
1.まずは、何よりも、子どもたちが、ゆっくりとした、ゆったりとした時間の流れの中で学習できるよう、学校生活が送れるよう、その教育環境・条件整備に全力を挙げたいと思います。そのために、学級規模の縮小と持ち授業時間の削減、それが可能となる教職員定数の改善にむけ、とりくみます。

2.各単組とともに、勤務時間管理の徹底と上限ガイドラインの遵守、それが可能となる業務削減を求めていきます。「学校の働き方改革実行元年」として確実に実行していきます。

3.全国学力調査や教員免許更新制、教育課程のあり方や大学入試制度など、この間の教育政策の根幹的な矛盾、行き詰まりが露呈してきたと思います。政策転換の好機として、教育政策について、ゆたかな学びを保障する立場で提言・協議をすすめていきます。

4.子どもの最善の利益を保障するため、子どもの思いや意見を生かした教育実践・教育活動にとりくみます。そして、子どもを中心にすえた教育改革、学校現場の教職員の思いを実現する教育改革をすすめていきます。

日本教職員組合組合員の皆さん、子どもたちの願いを大切にした教育と、教職員が働きやすい職場を地域・保護者の皆さんとの社会的対話のもと、ともにつくっていきましょう。

日本教職員組合
中央執行委員長  清水 秀行

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