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子どもたちに平和な未来を -母と女性教職員の会 全国集会-

2011/08/04

子どもたちに平和な未来を -母と女性教職員の会 全国集会-

2011年8月4日

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8月1日(月)2日(火)、「母と女性教職員の会 全国集会」が、東京日比谷公会堂などを会場に開催しました。母と女性教職員の会全国集会は、1954年、人権や平和を守るために、お母さんと教職員が手をつなぎともに運動することが必要だと提起されて以来、全国各地で連綿と積み重ねてきた草の根運動である「母女の運動」の全国集会です。この集会に、本年度も、多くの保護者や教職員が参加しました。

1日目の開会行事では、はじめに、中村讓日本教職員組合中央執行委員長があいさつしました。「今年のテーマは『子どもたちに平和な未来を~つながろう ともに生きよう 復興に向けて~』です。キーワードは『震災からの復興』『分かち合い、支え合い、つながる』『人が大切にされる社会づくり』です。3月11日の東日本大震災を見つめ、『子どもたちの幸せをめざして』話し合いを深めていきましょう。」と述べました。また、被災地からの報告が岩手高教組からあり、参加者はその情景を思い、報告に聞き入りました。

続いて、「心のケア ~災害時のストレスマネジメント~」と題して、冨永良喜さん(兵庫教育大学大学院教授)の講演がありました。「心のケアという言葉はよく使われますが、人は衝撃的な出来事に遭遇したときに、いろいろな心と体の変化が起きます。しかし、その変化を人は治めていくことができる『セルフケア』によって様々な反応を小さくすることができる、これが基本です。この『セルフケア』の力を周りの人がどうサポートするのか、それが『心のケア』です。逆にいえば自己回復していくプロセスを阻害するような二次的な被害というものがどういうことかを知ることも心のケアになります。」「震災後、安心・安全を十分に築いて、そして自分のペースで生活体験を表現して、その延長線上にそれぞれのペースでつらかったこと、そこをどうこれまでがんばってきたのかということを表現していくということを学校の中で少しずつ展開してみてはどうか。」と語られました。

歌とトークのコーナーでは、寿(kotobuki)さんから「沖縄からの南風~結(ゆい)のちから」をテーマに、「すべての人の心に花を」「上を向いて歩こう」など10曲を熱唱しました。会場の参加者も大きな手拍子や歌で盛り上がりました。

2日目は、テーマ別の分科会を行いました。「いじめ・不登校」「ジェンダー平等」「環境」など15の分科会で、多くの討論がなされました。「全国の母親が集まり情報を共有できよかった」などの感想が出され、充実した会となりました。

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