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インドでの児童労働撲滅プロジェクト 2013年度

2014/09/19

インドでの児童労働撲滅プロジェクト 2013年度

 2014年9月19日


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公立学校の教室には学年ごとに机と椅子が整備されて勉強できるようになった子どもたち


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職業訓練センターでミシンを習うナルサンマさん


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働くのをやめて学校へ通えるようになったヴィノードさん(左)と羊の畜産ビジネスで収入向上に取りくむ母親(右)

インドのアンドラ・プラデシュ州のコットン生産地域では、子どもたちが人体に有害な農薬被害を受けながら児童労働に携わっています。日本教職員組合は、子どもたちを危険な児童労働から解放し、就学を徹底させるとりくみを行っている特定非営利活動法人ACEを支援しています。

本プロジェクトは、今年4月で活動期間の最終年度となる4年目に入りました。支援対象の村では、就学の徹底や住民の生活向上・自立のための活動が成果を上げ、今後の持続性を高めていることが確認されています。具体的には、村のほぼすべての子どもが就学し、トイレの修理など学校施設が改善されました。また、女子が将来自立できるように職業訓練の制度を設け、さらに、保護者の収入を支援するといった、各種のとりくみが実行されてきました。残りの1年間では、プロジェクトが終了した後も子どもが児童労働に逆戻りしないよう、住民のエンパワーメントに注力し、児童労働のない村づくりにとりくむ予定です。

今後はより多くの子どもを支援するため、これまでの活動の成果や教訓を活かして、対象地を周辺地域に拡大してプロジェクトが実施される予定です。

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