アフガニスタン初等教育改善事業 2011-12年度

アフガニスタンでは、旧ソビエト連邦のアフガン侵攻と内戦、さらにタリバン政権の樹立によって、基礎教育から危機的な状況にあります。就学率は男子が68%、女子は44%という状態であり、さらに15歳以上の識字率は26%と低く、高等教育を受けた者が少ないために教職員が不足しています(すべて2009年時点の数値)。

日本教職員組合は、2004年からシャンティ国際ボランティア会(SVA)と連携して、戦争の被害を受けたアフガニスタンの子どもたちを支援しています。2011~12年には、学習環境を改善するとりくみ、絵本や紙芝居に触れる文化活動の機会の提供、コミュニケーション能力など子どもの成長を支援するプロジェクトを行っています。具体的には、ナンガハル州マレーズ高校小学校部の子どもたち(約1300人)のために教具・文具を配布し、また、ジャララバード市内に子ども図書館を開設し、のべ6万人の利用者がありました。

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