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メーデー

2022/05/01

”8時間は労働に、8時間は休息に、そしてあとの8時間は自由な時間のために”

メーデーは1886年5月1日、アメリカの労働者が「8時間は労働に、8時間は休息に、そしてあとの8時間は自由な時間のために」を求めてストライキに立ち上がったのが起源です。当時、アメリカの労働者は長時間労働と低賃金に苦しめられ、労働時間の短縮は切実な要求であったのです。
これをきっかけに世界の労働者は5月1日を「国際的な団結の日」と定め、1890年5月1日、第1回国際メーデーが多くの国で開催されました。

日本では1920年(大正9年)5月2日、第1回メーデーが東京・上野公園で開催。それ以降、毎年開催されていました。しかし、軍国主事の高まりの中、1936年(昭和11年)の「2.26事件」を契機に、メーデーは全面禁止されました。

第二次世界大戦後、メーデーは労働組合の復活とともに再開。労働者の地位や労働条件の向上、権利拡大をはじめ、人権・労働基本権の確立、民主主義の発展、世界の恒久平和の希求に深く貢献し、その役割を果たしてきています。

現在のメーデーは、アメリカの労働者が労働条件の改善を訴えたその想いを受け継ぎつつ、働く仲間とお互いをねぎらい、讃え合いながら、家族や地域の皆さんにも楽しんでもらえる一大イベントとして全国各地で開かれています。

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