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街宣行動 第2弾を実施

2023/10/20

 10月19日池袋駅東口にて「今、学校が大ピンチ!」第2回街宣行動を実施!

 

 梶原日教組中央執行副委員長からの「学校の働き方改革について、日教組7つの提言を見ていただき、ぜひ、みなさんにも一緒に考えていただきたい。」と訴えに続き、過労死遺族の会 工藤祥子さん、早稲田大学名誉教授 清水敏さん、日本女子体育大学教授 青木純一さんがスピーチを行いました。

 

 16年前に夫を過労死で亡くした工藤祥子さんの訴えです。「夫は毎日朝早くから遅くまで、家に帰ってからも、休日も仕事をしていました。ある日倒れて病院に運ばれ、くも膜下出血で亡くなりました。こんな悲しく辛い思いをする人が出てほしくない、その想いで活動しています。学校の働き方を変えなければ、変わりません。みなさんもどうか一緒に考えてみてください」

 教職員の勤務実態を調査研究された清水敏さんからは、「3年前に法改正されて勤務時間に上限が定められ、業務削減やスタッフ職の配置をしてきたにもかかわらず、短くなった勤務時間は30分程度、多くが過労死ラインを超えて働いていることが普通になっている、学校現場の異常な働き方、働かせ方に愕然としました。これは何とかしなくてはいけない。今中教審で議論されていますが、教職員の勤務にかかわることなのだからステークホルダーである文科省と教職員組合がタックを組んでどうにかしていかないといけない。」と文科省に求めました。

 

 青木純一さんからは「学校の働き方を変えるための3つの提言」がありました。「6年前にも教員の勤務実態を調査し、あまりにもひどい実態で、社会に訴える中で20年の給特法改正につながった。しかし、法改正して3年経っても勤務の実態はほとんど変わっていない。学校を変えるために必要がことが3つあります。1つは国の責任でしなければいけないということ。2つめはそのためにはお金を付けなければいけないということ。3つめは仕事を減らさなければいけない、

ということです。もうこのまま放置することは絶対あってはいけない」

 通行の方の中には、日教組7つの提言を見ながらスピーチを聞いてくださ

る方、知り合いにも広めたいとチラシを複数枚持ち帰る方ってくださった方

も多くいて、元気をいただきました。

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