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第109回臨時大会開催

2020/03/18

写真 あいさつする岡島委員長

写真 清水新委員長の掛け声で「団結がんばろう」

 日本教職員組合は3月17日、新型コロナウイルス感染症の拡大防止の観点から時程等を変更し、第109回臨時大会を開催しました。

 冒頭、岡島真砂樹中央執行委員長は、唐突な休校要請によって学校現場や教育関係者だけでなく、保護者、地域の方々にも不安や混乱が広っていること、また年度末は子どもたちにとっても大変大切な時期であり、不安や寂しさ、行動制限に伴うストレス等、心のケア等への対応が必要であると述べました。さらに、子どもに関する課題や家庭支援、教育課程の柔軟な対応や全国学力・学習状況調査の中止、教職員等の処遇などについて、文科省協議・要請や国会対策を継続・強化していくと決意を述べました。
 また、先週の3月11日で9年が経過した東日本大震災・東電福島原発事故や、4年が経とうしている「熊本地震」に触れ、今後とも全国連帯による教育復興支援にとりくむと同時に、頻発化・巨大化する自然災害に対し、日頃から地球温暖化などの環境問題や防災・減災意識を高める教育的なとりくみをすすめていく必要性を述べました。
 教職員の長時間労働是正に関しては、昨年12月の給特法改正をうけ、勤務時間の上限ガイドラインに関する都道府県での条例改正、各教育委員会での規則制定など法的な動きは一定すすんではいるものの、具体的な改善策が示されるまでに至っていないことに触れ、長時間労働を是正するためには、業務の大幅削減や教職員の定数改善が不可欠であり、最終的には無定量な長時間労働の元凶となっている給特法の廃止・抜本的な見直しが必要であると述べました。委員長あいさつ 全文

 また、「新型コロナウイルス感染症対策のための一斉臨時休業にかかわる緊急アピール」を提案し、子どもの居場所づくりや安全確保、心のケア、教育課程の取り扱いなどの課題に対し、引き続き文科省協議や国会対策を継続・強化していくこと。すべての子どもの安心・安全とゆたかな学びを守るとともに、学校現場の条件整備にむけ全力でとりくんでいくことが確認され、採択されました。緊急アピール 全文

 本大会では、2020-2021年度日本教職員組合役員選挙も実施され、清水秀行 新中央執行委員長が選出されました。あいさつの中で、信条である「温故知新」をもとに、とりくみを一層進めていく決意を述べました。

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