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2008年度日本教職員組合女性部学習会を開催しました

2008/12/25

2008年度日本教職員組合女性部学習会を開催しました

2008年12月25日

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12月11日(木)、53人の参加を得て、標記の会を日本教育会館で開催しました。

高橋副委員長のあいさつの後、前連合会長で、労働者福祉中央協議会会長の笹森清さんが「思いを一つに!!共感の得られる労働運動」と題して講演されました。

戦後の労働運動から約60年の世界と日本の流れをたどりつつ、「働く人や現場を大切にしない政策はだめだ」と構造改革路線を批判し、現在の格差社会に対しては「『教え子を再び戦場に送るな』に『子どもたちに職場を』も加えた運動を」と提言されました。

労働運動の再生・活性化については、現場最優先で、共感の得られる労働運動を再構築し、働くすべての人たちに対して頼りになり、拠り所になる存在となり、社会を変えていくこと。そのためにも、ネットワークをつくり、地域へ開放し、学校を拠点に地域の人たちとつながる労働運動を、と熱く語られました。

午後は、池田女性部長から、定年前退職や育児短時間勤務制度の調査結果報告を含め、多忙化解消、多様な働き方、女性参画、仲間との支えあいの必要性等について提起がありました。

その後、「女性部運動の強化と女性参画の推進」をテーマに、5グループで討議しました。意思決定機関への女性参画が、考え方や方針に影響を与えていること。女性参画推進には、声をかけ続けるとともに、バックアップすることや、自分が参画してよかったことを発信すること。女性の声が届けられる女性部交渉が重要であること。介護による退職者の再採用制度をかちとったこと。育休・産休取得者対象のセミナーが、不安解消につながっていること。女性が働きやすい職場は、みんなが働きやすい職場であることなどが報告されました。交流された現状やとりくみ、具体的なたたかいのすすめ方などは、他の単組のとりくみの道筋となり、全体のレベルアップにもつながると思います。

今年度の学習会は、労働運動の原点に返り、元気の出るものにしたいと企画しました。「学習し、つながり合って、みんなでがんばろう」という報告がありました。厳しい現状に目をそむけず、広い視野で、前に踏み出し、変えていく。先輩方の思いを受け継ぎながら、歴史の歯車を私たちの手で回し続けましょう。

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