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2019年度 日本教職員組合/中国教科文衛体工会「覚書」にもとづく相互交流

2020/01/08

写真 中国教科文衛体工会との定期協議の様子

 日本教職員組合は1950年代から中国教科文衛体工会と交流を行っています。1955年の第1次中国教育視察団派遣後、形を少しずつ変えながらも、60年以上に渡り組織的交流を継続しています。1980年代には教科書研究という具体的なテーマを掲げ、1995年以降は日中友好の一層の前進を図るため、「覚書」にもとづいた相互訪問による交流を行っています。

 昨年度は中国から訪日団を受け入れ、日本教職員組合本部での定期協議、大阪府教職員組合、兵庫県教職員組合の協力を得た、小・中学校(東大阪市)訪問や人と防災未来センター(神戸市)の視察を行いました。今年度は11月25日から5日間の日程で訪中団を派遣し、中国教科文衛体工会・章国賢主席をはじめとする代表団との定期協議に加え、北京市汇文中学校、南京外国語学校仙林分校訪問と南京大虐殺紀念館見学を行いました。
 南京大虐殺紀念館の見学においては、12月13日に行われる国家公祭の準備のため、例年約1カ月前から閉館しているにもかかわらず、中国教科文衛体工会、江蘇省教育工会をはじめとした各団体の働きかけにより見学の許可をいただくことができました。また公祭に向けた会議が続く中、合間を縫って館長がかけつけてくださり、岡島中央執行委員長との会談が実現しました。「日本教職員組合の平和教育に対する長年の努力に敬意を表する。私たちも歴史を忘れず、未来と子どもたちのために平和教育に積極的に関わっている。今後とも積極的に交流を行いたい」と話されました。

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