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日本教職員組合第60次教育研究全国集会

2011/02/03

日本教職員組合第60次教育研究全国集会

2011年2月3日

naka.JPGのサムネール画像

1月22日~24日、茨城県において、のべ1万人が参加して日本教職員組合第60次教育研究全国集会が開催されました。

開催に先立ち、日本教職員組合中村讓中央執行委員長は、記者会見で「子どもの貧困等の問題がありますから、これからは教育だけではなく、教育と福祉をともに考えながら日本教職員組合の運動をすすめていきたい。教育(Education)と福祉(Welfare)を合わせた Edufare が、これからのキーポイントになるのかなと思っています」と述べました。

全体集会では、神野直彦さん(東京大学名誉教授)が「危機を超えて『教育社会』へ」と題して講演されました。「これからの社会では、大学時代に何かになろうとして知識をつけても、時代の流れが速く、職業的に常に次の知識が要求されるようになる。『誰でも、いつでも、どこでも、ただで』学べる状況が必要。それと同時に、私たちは働くことのためだけに学んでいるのではない。ともに生きていく過程そのものが教育です」と述べられました。

特別分科会では、「子どもとおとなのつながりシンポジウム」がおこなわれ、地元高校生等が参加して、自分たちが暮らしやすい社会とは?をテーマに話し合われました。

各分科会では、さまざまな教科で、授業のなかでの「伝え合い」を意識するなど、言語活動の実践が多く報告されました。

3日間の討議の後、アピールを出し(下記からダウンロードできます)、集会を終了しました。
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