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第76回 教育祭
2011/10/24
第76回 教育祭
2011年10月24日
日本教職員組合は、10月23日、第76回 教育祭を行いました。
教育祭は、1934年9月、関西地方を襲った室戸台風により、多くの子どもたちや教職員の尊い命が奪われたことを追悼するため、大阪の教育界を中心に、全国の教職員・教育関係者の努力によって始められました。
以来、学業なかばにして尊い命を失った子どもたちや、不慮の災害・病気などにより命を絶たれた教職員・保護者ならびに教育関係者の方々を心から追悼し、その名を長く記憶にとどめ、再びこうした不幸な出来事が起こらないことを願い、毎年、教育祭を執り行っています。
本年度も全国各地から多くの遺族が参列されました。今回新たな合葬者は10人で、これまでの合葬者総数は、27,145人となっています。
主催者を代表して中村讓中央執行委員長は、「今回の、そして来年の教育祭は私たちにとって例年にも増して大変重い、決して忘れてはならない教育祭となります。私たちをとりまく環境は、日本だけにとどまることなく、ニュージーランドでの地震で多くの日本人語学研修学生が亡くなられたように、全世界、地球規模での大災害に襲われるなど、決して安全で、安心のできるものではありません。私たちは、学校を守る校舎の耐震補強工事の促進、日々の避難訓練や防災訓練、学校防災マニュアルの改訂、地域での安全マップの作成とその絶えざる見直し、インフルエンザ予防対策の徹底など協力して命を守ることに努めてきています」と追悼の詞を述べました。