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国際女性デー(International Women’s Day)

2011/03/10

国際女性デー(International Women’s Day)

2011年3月10日

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3月8日、「2011春季生活闘争における男女平等課題にとりくもう!」「『女性に対する暴力』を廃絶しよう!」をテーマに、東京・よみうりホールで『連合3.8国際女性デー 中央集会』が開催され、日本教職員組合から41人、全体で約1,000人が参加しました。

集会に先立ち、参加者が有楽町駅前でバラを配布し(バラの起源については下記参照)、道行く人に国際女性デーをアピールしました。

集会では、自治労の遠藤智子さんが「女性に対する暴力の現状と課題」と題して報告を行い、「性犯罪の被害者の7割は20代までであり、加害者の8割は『面識がある人』で、1/4が職場関係者となっています。明らかになっている被害実態は氷山の一角であり、訴えにくい状況にあります。また被害者が責められる・PTSDやうつなどの後遺症に苦しむ、などの問題もあります。労働組合に相談窓口をつくることや、支援団体と連携して性暴力すべてを禁止する法制度をつくるとりくみ等が必要です」と提起しました。

最後に「一人ひとりの行動で、ディーセント・ワークが保障され、ワーク・ライフ・バランスを実感し、女性に対する暴力がなく、男女平等参画ができる『働くことを軸とする安心社会』の実現をめざそう」というアピールを採択し、集会を終了しました。

 

【国際女性デーの起源について】

1857年、アメリカのニューヨークにおいて女性労働者が多く働いていた工場が火災になり、逃げようとしたが鍵がかかっていたため逃げられず、多くの女性が亡くなった。同年3月8日、女性たちはこれに抗議をするとともに、強いられた低賃金の改善、長時間労働の短縮、危険な職場環境の改善等を求め街頭デモを行った。デモに参加した1500人の女性たちは、賃金の向上とよりよい生活を求めるシンボルとして「パンとバラ」を要求した。そして1860年にはこの女性たちが組合を結成し経営者に自分たちの要求を提出した。3月8日は「女性の団結・共同行動・献身により女性たちが平等と尊厳を得られることを自覚する日」として世界に定着している。

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