• ホーム
  • ニュース
  • ワーク・ライフ・バランスでゆきとどいた教育を 労働安全衛生担当者会議開催

ニュース

ワーク・ライフ・バランスでゆきとどいた教育を 労働安全衛生担当者会議開催

2007/11/29

ワーク・ライフ・バランスでゆきとどいた教育を
労働安全衛生担当者会議開催 

2007年11月29日

128.jpg

基調提起をする中野友美子生活局次長

129.jpg

アスベスト被害の危険性を訴える古谷さん

130.jpg

ストレス病の防止策を話す谷崎さん

日本教職員組合は11月28日、日本教育会館で労働安全衛生担当者会議を開催し、アスベスト問題の現状と日本教職員組合労働安全衛生月間(08年1〜3月)のとりくみについて学習を深めました。

労働安全衛生法が改正され、08年4月から全ての学校(事業場)において、1ヶ月100時間を超える時間外労働(休日労働を含む)をした教職員(労働者)が申し出た場合、医師による面接指導の実施と事後措置が教育委員会・校長(事業者)に義務付けられました。(80時間以上の場合は努力義務)

日本教職員組合は、快適な職場づくりをめざして全員参加型の安全衛生活動をすすめています。メンタルヘルスや過労死の増加などにみられるように厳しくなる職場環境のなかで、教職員が職場で点検活動にとりくむことがますます重要になっています。この運動を全国一斉にとりくみ、強化することを目的に08年1〜3月を日本教職員組合労働安全衛生月間と位置づけ全ての学校(分会)で快適な職場づくりにとりくむことにしています。

「学校におけるアスベスト問題」について講演した古谷杉郎石綿対策全国協議会事務局長からは、潜伏期間がながく「静かな時限爆弾」といわれるアスベスト被害の実情について詳しく説明を受けました。また、古谷さんは文科省の調査の不備を指摘した上で、多くの学校にアスベストが使用されていることが考えられるが、飛散防止処置を充分にしないで撤去することで二次被害が起きることから慎重な対応が必要であると訴えました。

谷崎勝朗中国中央病院院長からは「職場におけるストレス病の発症状況とその対策」と題する講演を受けました。谷崎さんは、教職員と民間労働者を診察している経験から学校職場でのストレスを防止するために、産業医の指導を受けることの重要性と保護者等からの苦情に対応するためのシステムを学校内に作り教職員の負担を軽減する必要性を訴えました。

pagetop