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森越委員長が渡海文科大臣に教育予算拡充を要請

2007/12/18

森越委員長が渡海文科大臣に教育予算拡充を要請

2007年12月18日

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会談する渡海文科大臣と森越委員長

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写真撮影に応じる渡海文科大臣(右)と森越委員長(中央)中村書記長(左)

08年度政府予算案確定に向けて政治折衝が続く中で、森越委員長が渡海文科大臣と会談し、教員が子どもと向き合い時間を確保できるよう教育予算拡充、教職員定数増を要請しました。

文科大臣との会談は12月18日午前11時30分より大臣室で行われ、日本教職員組合からは森越委員長、中村書記長、島書記次長が参加しました。

森越委員長は、「大臣も発言されているように、教員が子どもと向き合う時間がない。国際的に見ても一クラスの生徒数は多すぎるし、もっと教員を増やすべきである。全国どの地域に住んでいても均等に教育を受ける機会を保障されなければならないし、全国の教職員が安心して教育に専念できるような措置を講じてほしい。」教育現場の実態を踏まえて要請をしました。

これに対し、渡海文科大臣は、「学校訪問をし、学校現場が忙しい実態を教職員や保護者から直接聞くことができたし、実感した。また、現場の教職員がいかに頑張っているかを知ることができた」と述べ、「最大の壁は、行革法。特に55条の3項。財務省は、ひとつ崩すとみんな崩れると、心配で、なかなか政治決断をしない。『予算確保に向け、やれることは前倒しをしてもやれ』と省内に指示している。」と語りました。

森越委員長は、「教職員団体や国民の声を聞いて教育政策を実施している国は多い。日本もそうしてほしい。子どもの教育を対立軸にしてはいけない」と述べて会談を終えました。

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