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日本教職員組合、大阪でしめやかに教育祭

2008/10/26

日本教職員組合、大阪でしめやかに教育祭

2008年10月26日

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追悼のことばを述べる中村日本教職員組合委員長

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各界からの献花を寄せられた教育塔

事故、災害で死亡の子どもら追悼

日本教職員組合は、さる10月26日、事故や災害等で亡くなった子ども、教育関係者を追悼する教育祭(第73回)を、遺族ら約700人とともに、大阪市の大阪城内の教育塔前で行いました。

教育祭は1934年の室戸台風で亡くなった子ども、教育関係者の追悼のためはじまり、その後、毎年、新たな合葬者を含め、追悼してきました。太平洋戦争後は戦前の帝国教育会に代わり、日本教職員組合が慰霊碑である教育塔の維持・管理とともに、毎年10月の教育祭も主催しています。以来、教育祭は各県の教職員組合だけでなく、政府、地元大阪府、各都道府県の教育委員会はじめ、広く各界からの献花を得て行われており、事故や災害により、教育の場で人命の失われることのないよう、関係者が誓い合う場ともなっています。

今回は新たに11人が合葬され、これまでの総合葬者は27,105人となりました。主催者を代表して、日本教職員組合の中村讓委員長は、「子どもたちを慈しみ育むことが出来る社会こそが、未来を拓きます。子どもたちが主人公である学校、その成長を支援する教職員と応援する保護者とが手をつなぎ合い、共に学び共に成長する教育を実現しなければなりません。子どもたちが安心して通える安全で楽しい学校を求めて、教育関係者はもとよりすべての団体や国民と協力し、教育環境の整備・教育予算拡充などの実現に努めることをお誓いいたします」と、決意を新たに追悼の言葉を述べました。

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