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「ゆたかな学び」につなげるために
2010/04/20
「ゆたかな学び」につなげるために
2010年4月20日
日本教職員組合は、文部科学省大臣宛に「全国学力・学習状況調査のあり方に関する意見書」を提出しました。
この意見書は、文科省より教育関係団体に対し、「全国学力・学習状況調査のあり方等に関する提案」について照会があったことを受け、日本教職員組合としての見解をまとめたものです。
【意見書概要】
全国学力・学習状況調査について、今年度移行措置としてとられた高い抽出率や希望利用方式等は、検討すべき課題と捉えています。過去、学校現場では悉皆調査が行われたことにより、事前練習など短期間に効果が出て確実に点数をあげるための手立てに重点がおかれ、子どもたちの主体的な学びや長期的な育ちにつながっていない実態が見られます。学力とは点数だけに限られるものではなく、学ぶ意欲や学びの過程など、子どもたちが自立し、社会に出て生きる力につながる「ゆたかな学び」が大切であると考えます。くしくも、日本の子どもたちは、学習への興味・関心が低レベルにあることが国際学力調査(PISA・TIMSS)から明らかとなっています。本来子どもたちに必要な「ゆたかな学び」につなげるため、調査の目的・方法・内容等を抜本的に見直す必要があります。
※抜本的見直しの具体については、下記PDFファイルをご参照ください。
全国学力・学習状況調査意見書(4.20文科省提出)
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09全国学力調査(実態調査)の概要
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10年度学力調査 報告書 一覧
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