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秘密保護法案と立憲主義否定の国づくりに反対する集会

2013/11/08

秘密保護法案と立憲主義否定の国づくりに反対する集会

2013年11月8日

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10月25日、安倍内閣は「特定秘密保護法案」を閣議決定し、臨時国会に提出しました。この法案は、憲法が保障する国民の権利を侵害し、三権分立すら形骸化させかねず、さらには「戦争の出来る国づくり」をすすめることにつながるものです。世論調査の結果などからも多くの国民が反対の声をあげています。

10月29日、東京・日比谷野外音楽堂で平和フォーラム主催の「秘密保護法案と立憲主義否定の国づくりに反対する集会」が開かれ、日本教職員組合をはじめ約2800人が参加しました。

福山真劫・平和フォーラム代表は、主催者を代表して「いま憲法は最大の危機にある。私達の知る権利を奪う秘密保護法案を許したら次は憲法の改悪につながる。マスコミも反対している。国会議員も国会内でがんばってもらいたい。みんなの力を結集すれば必ず廃案にできる」と力強く呼びかけました。

来賓挨拶として民主党衆議院議員で立憲フォーラム代表の近藤昭一さんから、「安倍首相は戦後レジームの転換を叫び、憲法をないがしろにしている。臨時国会で秘密保護法とセットで『国家安全保障会議』(日本版NSC)創設法案の成立も狙っている。なんとしても阻止しなければならない」と決意が示されました。その後、社民党党首 吉田忠智さん、立憲フォーラム幹事長の衆議院議員 辻元清美さんが挨拶を述べました。

連帯あいさつとしては、日本弁護士連合会の秘密保全法制対策本部本部長代行の江藤洋一さんから「戦前の治安維持法でも逮捕者の多くは起訴をされなかったものの、国民の政治活動が萎縮してしまった」など法案の問題点をあげて、日弁連として反対していくとの決意表明がなされました。その他、新聞労連の大江史浩書記長、「秘密保護法反対ネットワーク」の海渡雄一弁護士などから法案反対にむけての決意の挨拶がありました。

続いてI女性会議の大塚優子さんが、集会アピールを提案し全体の拍手で確認されました。最後に平和フォーラム藤本事務局長より「稀代の悪法・秘密保護法を世論の力で廃案に追い込もう。今日はその第一歩だ」と訴えがあり、参加者全員で「団結がんばろう」を三唱して集会を終えました。

集会後、国会請願デモを行い、日政連議員や立憲フォーラム議員らと「法案の廃案に向けてともに闘おう」とエールの交換をおこないました。

 

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