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第78回教育祭

2013/11/04

第78回教育祭

2013年11月4日

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日本教職員組合は、10月27日、大阪城公園内の教育塔前で、第78回教育祭を行いました。

教育祭は、1934年9月、関西地方を襲った室戸台風により、多くの児童・生徒・教職員の尊い命が奪われたことを追悼するため、大阪の教育界を中心に、全国の教職員・教育関係者の努力によって始められました。

以来、学業なかばにして尊い命を失った児童・生徒、不慮の災害、病気などにより命を絶たれた教職員・保護者ならびに教育関係者の方々を心から追悼し、その名を長く記憶にとどめ、再びこうした不幸な出来事が起こらないことを願い、毎年、教育祭を執り行っています。

本年度も全国各地から多くの遺族が参列されました。今回新たな合葬者は24人で、これまでの合葬者は27,221人となっています。

主催者を代表して加藤良輔中央執行委員長は、「災害に遭われた方々に、改めてお見舞いを申し上げるとともに、命をなくされた方々にお悔やみと哀悼の詞を捧げます」「より巨大化する自然災害、人命より経済効率を優先させる考え方が生み出してしまった多くの公害や放射能被害、戦争やテロの惨禍、新たなウイルスや病気の発生などなど、様々な危険がそこにあります。また、通学中の事故など、今年も多くの子どもたちが交通事故の被害にあっています」「子どもたちが主人公である学校、その成長を支援する教職員と保護者が手をつなぎ会い、共に学び共に支えあう教育を創りあげ、安心して生活し、学び続けられる生活環境・学習環境を整備することが私たちの使命です。そのために教育関係者はもとより、全てのおとなが協力し、助け合い、その実現にむけ全力でとりくんでいくことを、改めてこの場でお誓いいたします」と追悼の詞を述べました。

 

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