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被災地のためにできる「今」~石川県教組からのメッセージ~

2025/03/26

写真 波打ったテニスコート

写真 避難所となっている輪島中の体育館

 昨年1月の能登半島地震に続き、9月には奥能登豪雨が発生しました。報道や奥能登支部の組合員からの話で被災地の状況を知ることはできても、私たち青年部は被災地の力になることはできていません。また、同じ石川県に住んでいながらも、一度も被災地に行くことはできず、時間だけが過ぎていきました。「被災地のために何かしたい」「何かきっかけがあれば…」

 そこで、3月8日(土)に被災地に行くことを決めました。「見たことや感じたことを『発信』しよう」「支援の一つとして、『食事』をしたり『買い物』をしたりしよう」と、一組合員・一教職員としてできる「今」を考えました。

 輪島朝市は、震災の影響で焼失してしまいましたが、半年後に商業施設「ワイプラザ輪島店」で復活しました。お店の人と会話をしながら、「買い物」「食事」を楽しみ、自分たちにできる支援をしました。

 輪島市内の6小学校は、一つの仮設校舎で学びを継続していますが、そこに勤務する組合員から学校や子どもたちの様子を聞きながら、敷地内を見て回りました。震災の被害を受けた校舎が残っており、ゆがんだ扉は開いたままとなっていました。輪島中学校にも訪れましたが、現在でもテニスコートは波打っており、ソフトボールのグラウンドは崩れていました。その光景は私たち青年部に「授業中に大地震が起きたらどうするか」「子どもたちの命を守れるのか」と訴えかけているようでした。

 この青年部の企画には、古賀ちかげ参議院議員にも参加していただきました。組合員との会話や訪問で感じたことをSNSや国会で「発信」していただきました。全国のみなさんも復旧・復興にむけて「被災地のためにできる『今』」を一緒に考えませんか。

                        石川県教職員組合 劒村亮太

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