ニュース

アフガニスタン教育支援

2017/07/05

写真 完成した校舎と子どもたち

写真 JAPAN TEACHERS' UNION

写真 4年生男子の授業の様子

写真 3年生女子の授業の様子

写真 学校建設前の授業の様子

写真 図書館で読書に親しむ子どもたち

日本教職員組合が国際連帯カンパを通して支援している
「公益社団法人 シャンティ国際ボランティア会(SVA)」より、2016年の支援事業報告がありました。
報告では、
・校舎建設により、屋外で学ぶ高校までの全児童・生徒数が1,551人(2015年5月)から135人(2017年4月)に改善されました。
・校舎建設が保護者や子どもの就学意欲を高め、未就学の子どもが学校に通うようになりました。
・絵本、紙芝居を作成し、99の小学校、11図書館へ配付しました。
・絵本、紙芝居が有効に活用されるように一般教員むけの研修(子どもにとってのお話しの重要性など)を実施しました。
・民家を借り上げ、子ども図書館で図書・文化活動を行いました。年間234日開催し、のべ30,611人、一日あたり平均131人の子どもが利用しました。
・子ども図書館では子どもたちを主体とした行事(お誕生日会など)を開催しています。

など、カンパ金がアフガニスタンの子どもたちの教育支援に有効活用されていることが分りました。一方で、小・中・高の子どもたちが同じ校舎を利用して3部制で授業を受けている実態、未就学問題、児童労働問題等、課題についても報告されました。

【子どもからのメッセージ:1】
私は小学5年生です。みなさまのこの新しい校舎への建設ご支援に感謝します。以前は、テントや借家で勉強していたため、今は、新しい校舎ができ、僕たちはとても幸せです。この新しい校舎には、机や椅子もあり、立派な教室で安全に勉強ができて、僕たちは日本のみなさまにとても感謝しています。また、図書室もお気に入りの場所になっています。この新しい校舎で学習を続け、将来はエンジニアになりたいです。

【子どもからのメッセージ:2】
私は6年生です。毎日朝食後、9時頃から11時半まで図書館で過ごします。図書館にいるときは、読書やお絵かき、裁縫など楽しい活動をたくさん楽しむことができます。読み聞かせは、私の好きな活動の一つで、特に友情を描いた物語が好きです。将来は、貧しい人を助ける先生になりたいので、学校ではどの教科も勉強をがんばっています。このような機会をつくってくださる
日本のみなさんにとても感謝しています。

日本教職員組合は、国際連帯カンパのとりくみを通し、「世界中の子どもに教育を」の実現にむかいます。

pagetop