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第67次教育研究全国集会【静岡】

2018/02/06

写真 オープニングアトラクション「清水みなとかっぽれ振興会」のみなさん

写真 全体集会であいさつを述べる泉委員長

写真 24に分かれての分科会

2月2日から4日にかけて、静岡県内で全国からのべ1万人の参加のもと、第67次教育研究全国集会を開催しました。
2日に行われた全体集会では、日本教職員組合 泉 雄一郎 中央執行委員長が主催者を代表してあいさつを述べました。あいさつでは、新学習指導要領のもと、目標や評価を第一義とした授業づくりに陥らないかなどと述べ、一方で「子どもが主体となる学び」、「生きてはたらく学力」、「子どもどうしや多くの人とのかかわりの中での学び」は、これまで教育研究活動の中で大切にしてきたものであることを確認しました。阪神・淡路大震災での自らの被災体験から、子どもたちへの「心のケア」の重要性を述べ、個人の尊厳、子どもの人権を基軸に、助け合い、つながり、寄り添い、ともに生きる意味を考え、教育実践をつくりあげていくことが、心のケアを日常的に生かすことにつながるとしました。
また、中教審における「学校における働き方改革『緊急提言』」や「中間まとめ」にふれ、業務削減や定数改善のもと、協力・協働の職場づくりの再構築が、すべての子どもにゆたかな学びを保障するために必要であるとしました。そして、子どもへの最善の利益を追求する教育実践の深化と、若い世代への教育実践の継承の場としての教育研究集会に期待を述べむすびました。

記念講演は、国際ジャーナリストの堤 未果さんが、「報道されない(株)アメリカの教育事情~子どもたちへの未来を守れ~」と題し講演を行いました。
全体集会終了後、24の分科会にわかれ、646本の教育実践リポートについて共同研究者とともに討議を深め、最終日には、それぞれの分科会の総括討論を行い集会アピールを確認しました。

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