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第32回 日教組人権教育実践交流集会 開催

2023/02/27

写真 【主催者あいさつ】

   第32回日教組人権教育実践交流集会を2月25日~26日 開催しました。

   25日の全体会では、主催者あいさつ、基調報告ののち、部落解放同盟中央本部書記長 赤井隆史さんから「水平社創立から101年を迎える部落解放運動のすすむべき方向について」と題しご講演いただきました。

講演では、「人権が侵害されているマイノリティにこそ人権が保障されるべきである」として運動してきた歴史から、被差別部落や同和地区へのイメージの転換には知る機会、出会いの場が重要であること、差別を法的に禁止することの重要性などについて話され、最後に、「21世紀は人権の世紀と言われている。差別され、抑圧されてきた人たちの人権が保障されるようになってきた、と思われてきたが、ここ十数年のヘイトスピーチや入管の状況、日本の難民への対応や性的マイノリティへの差別発言などの現状を見ると、マイナスの方向に向かっているのではないか危惧される。だからこそ“人権感覚”を研ぎ澄ましていかなくてはならない」と話されました。

  その後、

     「憲法・子どもの権利条約と人権教育」

  「部落問題学習のとりくみ」

  「ジェンダーと人権教育」

  「インクルーシブ教育」

の4つの分科会に分かれ実践報告から討議を深めました。

   26日は都内3コースに分かれてフィールドワークを行いました。

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