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2012年 新春のつどい
2012/01/17
2012年 新春のつどい
2012年1月17日
1月12日(木)に150人の参加を得て、日本教職員組合「2012年新春のつどい」を開催しました。
主催者を代表して中村讓中央執行委員長が、新年のあいさつを述べました。
中村委員長あいさつ
新年おめでとうございます。
昨年は皆様から温かいまなざし、時には厳しいまなざしをお寄せいただきました。私たちはすべて受けとめて頑張ってきたつもりですが、まだまだ不十分のところがあろうかと思います。また、今年一年、精進してまいりたいと思っております。
まず、東日本大震災について触れないわけにはいきません。あと2ヶ月すれば、1年という時間の経過をみます。まだまだ被災地では、大変状況にあります。子どもたちが一日も早く、穏やかな日常を取り戻せるよう、私たち日本教職員組合は継続して支援の手をさしのべてまいります。
これまで、私たちは、連合の一員としてボランティア等に参画をしてきました。また、日本教職員組合の独自の活動として、夏休み等を利用し、サマーキャンプや学習支援などにとりくんできたところです。現在は、被災された3県の教育委員会の理解を得て、418校、1校あたり20万円程の義援金を送っています。みなさんが考えている以上に学校裁量の予算というのは少ない状況のなか、学校の教材や備品を購入していただくことで、幾分かのお手伝いができればと思っています。
日本教職員組合はこの15年間「平和・人権・環境・共生」というスローガンで運動を作ってまいりましたが、改めて「環境・共生」ということに力を入れて1年間頑張ってまいりたいと思っております。
次に公務員制度改革についてです。これは1948年から2011年まで63年間の戦後の政治の大きな課題だと思っています。まだまだ解決の形が整っておりません。ILO基準にもとづく自律的な労使関係、これはOECD加盟諸国では、ごくごく普通のことであります。
公務員制度改革においては、政治と行政と労働界が社会的なパートナーシップをきちんと創り上げるなかで、国民に提供する新しい公共サービスのあり方、この制度自体に透明度が高く、そして公開もされるということを前提に私たちは求めています。どうかご理解をいただき、次期国会でなんとしても成立させていただきたいと強く念願をしております。
2012年がいい年だったと振り返ることができるよう頑張りたいと思います。皆様のご健勝を祈念してあいさつとさせていただきます。