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シンポジウム「メディア社会といじめ」

2013/11/22

シンポジウム「メディア社会といじめ」

2013年11月22日

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11月19日、早稲田大学大隈記念講堂において、「公共ネットワーク研究会」シンポジウム2013が開催されました。協賛者代表として、加藤良輔日本教職員組合中央執行委員長は、「いじめの問題は、私たち自身の課題として、どのように学校現場でとりくんでいくのかを考える必要がある。また、さまざまな方々がさまざまな立場で、自分の生き方の問題としてとらえることによって、日本という社会の中でいじめ問題を克服していけるのではないか」「教育という営みは双方向性のものであり、メディアの基本的なコンセプトもそうである。その典型的な例がSNS。残念ながら、メディア環境、ネット環境、LINEをはじめとするさまざまなメディアツールが、子どもたちの心を傷つけるような状況になっている。このことをどのようにとらえていくのか大変重要な課題だととらえている」とあいさつしました。

世田谷区長である保坂展人さんの基調講演のあと、「メディア社会といじめ」をテーマにパネルディスカッションが行われました。
 【ファシリテーター】 早川 信夫さん(NHK解説委員)
 【パネリスト】     桜井智恵子さん(大阪大谷大学教育学部教授)
             高橋 恭子さん(早稲田大学川口芸術学校校長)
             朝比奈なをさん(進路アドバイザー、フリーライター)

いじめ問題が多様なメディアの発達により複雑化していること、またいじめの背景にあるものやその実態、さらには今後のいじめの問題への対応について、パネリスト間での議論及び会場からの質疑応答が行われました。

子どもをとりまく環境がめまぐるしく変化する中、いじめの問題をどのようにとらえ、対応していけばよいか、私たち自身が課題意識を持たなければいけません。

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