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憲法理念の実現を求めてシンポジウムを開催
2007/05/07
憲法理念の実現を求めてシンポジウムを開催
2007年5月7日
施行60周年の憲法記念日となる5月3日、日本教職員組合も参加する平和フォーラムは市民版憲法調査会と共催のもと、シンポ「憲法を国民の手に」を日本教育会館ホールで開催し850名が参加しました。
安倍内閣は憲法改正を今夏の参議院選挙の争点にすると宣言し、4月13日には衆議院で憲法改正手続法(国民投票法案)と米軍再編成関連特措法案を野党の反対を押し切り強行に採決をしました。そして、憲法が否定する集団的自衛権行使について検討を開始しています。
日本が憲法改正、武力行使を可能にするようなことになれば、アジアでは緊張が高まり、軍事的緊張をさらに引き起こすことになります。
日本国憲法施行60周年にあたり、憲法理念の実現を求めていくことが、世界やアジアの人々の日本に対する期待と不安に答えていくことであることを確認する集会となりました。
基調講演を行ったグリン・フォード欧州議会議員は、憲法9条を改正することは東アジアの軍備拡張につながり、国民の近隣諸国への不安を煽ることで改正にもって行こうとする動きは危険であり、憲法論議は市民の参加を保障する必要があると指摘しました。
リンク: 詳しくは平和フォーラムのホームページ参照