談話

政治資金規正法違反事件についての書記長談話

2010年03月01日

政治資金規正法違反事件についての書記長談話

2010年03月01日

日本教職員組合書記長 岡本 泰良

 日本教職員組合(日本教職員組合)加盟組織の北海道教職員組合(北教組)の委員長代理・書記長・会計委員が、昨年の衆議院選挙において、北海道5区小林千代美氏陣営に違法な政治資金を提供したとして、政治資金規正法違反の容疑に問われ、本日、北教組執行部3名と小林氏陣営の会計担当者が逮捕されました。

 民主主義の確立と質の高い公教育の実現をめざし、法令を遵守した公正・公平な政治活動に努めてきた日本教職員組合として、極めて遺憾であるとともに、捜査段階とはいえ、教育関係者が違法容疑によって逮捕されたことにより、結果的に子どもや社会に不信感を抱かせることにつながり、深くお詫び申し上げます。

 北教組執行部3名の逮捕という事態を受け、現在、情報収集に努めていますが、依然、報道によるところが大きく、捜査の行方を見守りたいと思います。また、北教組からの報告をもとに事実確認を行うとともに、早急に対応策を講じてまいりたいと思います。

 昨年の衆議院選挙では、民主党を中心とした政権交代への国民の期待が高まる中、日本教職員組合は、教育公務員としての政治活動へのかかわり方や教職員組合の社会的責任の重さについて学習を深めるとともに、法令遵守の徹底を強く呼びかけてきました。しかし、この度、このような事態になったことは極めて残念でなりません。法令遵守の更なる徹底に努め、日本教職員組合加盟のすべての単位組合とともに信頼回復に全力を傾けたいと思います。

以上

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