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日教組第105回臨時大会開催

2017/03/17

写真 日教組第105回臨時大会

写真 泉 雄一郎中央執行委員長 就任あいさつ

日本教職員組合は、3月16日、105回臨時大会を開催しました。
冒頭、岡島真砂樹委員長代理は、6年を経過した東日本大震災・東電福島第一原発事故にふれ、継続的な心のケアと財政的な支援の必要性を訴えるとともに、避難先でいじめを受けていた子が心境を綴った手記を紹介し、教育において「個人の尊厳」や「人格の完成」が最も大切にされなければならないことであると話しました。また、子どもや教職員を縛る構造的な「枠」をあげ、本来的な教育や学校のあり方について日教組を代表してあいさつしました。

討論では、多くの代議員が現場の多忙な状況を伝え、一刻も早い改善が必要であることを訴えるとともに、「長時間労働是正」に総力をあげてとりくむことが確認されました。また、青年層への組合運動を継承するとりくみ、わずか二人の青年組合員が同僚を支え大きな組織拡大へとつなげたとりくみ、「長期不妊治療休暇制度」新設までの経過、定時制高校に通学する生徒を対象に実施したアンケート調査のとりくみ報告など、仲間とともに誇りをもって運動をすすめる姿が共有されました。一方で、組織拡大が大きな課題となっている現状も報告されました。

第105回臨時大会では方針等の承認のほかに、日教組中央執行委員長の補欠選挙、並びに特別執行委員の選挙を行い、泉 雄一郎(兵庫県)中央執行委員長、北村智之(神奈川)特別執行委員を選出し、その後、3本の特別決議を承認し運動の前進を確認しました。

特別決議はこちらから

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