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被爆77周年原水爆禁止世界大会 広島・長崎大会

2022/08/16

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 日教組は7月30~31日福島、8月4~6日広島、8月7~9日長崎で行われた「被爆77周年原水爆禁止世界大会」に参加しました。

 原水禁世界大会は「核と人類は共存できない」ことを基本に核兵器廃絶・ヒバクシャ援護にとりくんできています。被爆者の「核兵器は非人道的であり、二度とヒバクシャをつくらない」という願いを世界に訴えています。また、高校生平和大使も多数参加し、幅広い世代が核兵器廃絶を訴えました。

 

 福島大会ではフィールドワークに参加しました。家があり、子どもの自転車があり、家の中には洗濯物がある。にも関わらず人がいません。そんな帰宅困難地区がまだ多く存在しています。目に見えない放射線の恐ろしさを感じました。

 

 広島大会の開会総会では切明千枝子(きりあけちえこ)さん(広島県原爆被害者団体協議会)の被爆体験を聞きました。切明さんは建物の陰になっていたため、熱線を直接浴びずにすんだそうですが、熱線を浴びてしまった人は全身やけどとなってしまい、苦しみながら亡くなっていった様子を細かに語ってくださいました。今回参加してくれた青年部の一人が、「体験者の話は、重みがあります。言葉になりません。戦争は一般市民が犠牲になるのですね。」と感想を語ってくれました。

 

 長崎大会の分科会では当時小学生で被爆し、その後、小学校教員をされた山川剛(やまかわつよし)さんの被爆体験講和を聞きました。小学校から軍国教育をしていくことで、子どもたちは軍人になりたがり、全国民を戦争に向かっていくようにしていたことがわかりました。改めて日教組の不滅のスローガンである「教え子を再び戦場に送るな」の意味を重く感じました。

 

 日教組は今後も「核と人類は共存できない」「子どもたちに核のない世界を!」等のスローガンを実現していくために広範な市民と連帯してとりくみをすすめていきます。

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